住宅防犯対策グッズ利用者

7割が「やっぱり不安」 アリババ調査

防犯グッズ 窓から覗かれ

12月15日14時8分配信nikkei TRENDYnet企業間電子商取引のアリババ(本社:東京都中央区)が2008年12月12日に発表した防犯対策グッズについてのネット調査によると、防犯対策グッズを利用している人は3割から4割で、このなかで「依然として自宅の防犯性が不安」とした人が約7割に上った。調査は、20代〜50代で世帯年収800万円以上の男女を対象に11月25、26の両日、クローズドで行って集計した。回答数は300人。それによると、防犯対策に「関心がある」は一戸建て居住者で81.5%、集合住宅居住者で82.1%と、住宅環境にかかわらず、防犯対策への関心が高かった。また、実際に利用しているのは、一戸建て居住者は42.3%、集合住宅居住者34.0%で、住宅状況によって意識の差がみられた。利用している防犯対策グッズ(複数回答)は、一戸建て、集合住宅ともに「補助錠」がトップで6〜7割。2位は、一戸建てが「センサーライト」(50.0%)、集合住宅が「カメラ付きドアホン」(36.1%)。鍵の工夫が基本で、他にはカメラ、センサー、アラームが主流だった。しかし、自宅の防犯性への不安の有無では、利用者のなかで一戸建て居住者の70.7%、集合住宅居住者の66.6%が「不安がある/やや不安がある」と回答。防犯対策に不安を感じている人が多いことが分かった。今後、取り入れてみたい防犯対策グッズは、利用者では「防犯窓(強化ガラス)」34.7%、「防犯フィルム」29.7%、未利用者では「補助錠」35.7%、「カメラ付きドアホン」25.3%など。同社は、グッズ利用意向には段階があり、鍵やカメラなどの基本から、ガラス、フィルムなどへと高度化、複雑化していくことが分かったとしている。(文/田中武臣=Infostand)

[引用元:Yahoo[産業(nikkei TRENDYnet)]