日高町沖

日高町沖の灯台に浮き輪設置 和歌山海上保安部

釣り人の転落事故の際に役立ててもらおうと和歌山海上保安部は、日高町小浦沖の岩礁「一のハイ」の防波堤に建てられた灯台にひも付きの浮輪を取り付けた。和歌山市から日高町の同保安部管内では、同市加太の防波堤灯台に次ぎ2番目。「一のハイ」は海上岩礁で、釣りのスポットとして知られる。釣り客らが渡し船で向かい、堤防上で釣りを楽しむ。同保安部によると、平日でも30人以上が釣りをしているという。これまで転落事故は起きていないが、海面から防波堤まで最大約7メートルあるため転落してもよじ登るのは難しいとみられていた。浮輪は船などに積み込まれるものと同じポリエチレン製で、灯台の出入り扉に取り付けられた。長さ30メートルのひもが付き、浮輪にしがみついた転落者をよじ登りやすい所まで引き寄せることができる。同保安部の徳丸健嗣交通課長は「釣りをする際、まずライフジャケットを着用してほしい。転落したらためらわず浮輪を使ってください」と呼びかけている。

アワード ジャケットで暖かく

引用元:[和歌山(産経新聞)